Last updated, 2022.11.29

日本臨床検査医学会

EBLM委員会

EBLM委員会とは、Evidence Based Laboratory Medicineの啓発、普及および実践を促進するために2001年度より日本臨床検査医学会に設けられた常設委員会です。

根拠に基づく臨床検査(Evidence Based Laboratory Medicine)は、EBMのなかで臨床検査の利用法・解釈にかかわる部分を対象としたものである。

 日本国内の取り組みは1988年に日本臨床検査医学会のなかに臨床検査情報学専門部会が発足し、当時まだEBLMの概念は存在しなかったが、検査情報を的確に分析・判断し、診断につなげるかの議論が盛んであった。1999年河合忠氏が中心となり、EBD(evidence-based diagnosis)という名称で、検査診断にかかわるフォーラムを開催し、IFCCの活動に同調して活動し、2001年に日本臨床検査医学会のなかにEBLM委員会が発足し、現在までEBLMの普及活動が続いている。

 EBLMが目指すべきエビデンスの探索対象は、診断(検査の病態変動)に関するエビデンスと検査の生理的変動要因に関するエビデンスがある。EBLMの実践には、知識ベースだけでなく、検査情報を分析し、独自に検査診断のエビデンスを探索する技術が重要となる。このために検査値の変動要因を分析する技術や診断的有用性を解析する技術などの統計処理が求められる。また、臨床検査システムを利用する情報技術(データマイニング技術、AI技術等)もEBLMの研究を推し進めるには重要となる。本EBLM委員会では、これらの技術についての教育普及活動を行っており、EBLMの啓発、普及および実践を促進するための活動を行っている。

臨床検査 医学書院 Vol.64 No.5 EBLMの新展開(EBLM研究の過去・現在・未来)より改変

活動(Activities)

2022年

第69回日本臨床検査医学会学術集会 委員会企画4 EBLM委員会企画
テーマ 臨床検査に必須の誤差要因分析
形式演題演者開催日時ページ資料
講演方法間比較のための回帰直線・偏差図の問題点と使い分け佐藤正一11月19日9:00-11:00083
講演臨床検査分野のための分散分析技術:その理論と活用法市原清志11月19日9:00-11:00084PDF (約2.8MB)

2021年

第68回日本臨床検査医学会学術集会 委員会企画3 EBLM委員会企画
テーマ 臨床検査領域に対する統計・機械学習的アプローチ
形式演題演者開催日時ページ資料
講演臨床検査の診断的有用性の評価法:その統計理論と使い方の実際市原清志11月13日9:00-11:00065PDF (約5.6MB)
講演クラスター解析と次元圧縮事例佐藤正一11月13日9:00-11:00066

2020年

第67回日本臨床検査医学会学術集会 委員会企画2 EBLM委員会企画
AI時代の臨床検査
形式演題演者開催日時ページ資料
講演臨床検査におけるAIの概略-何ができるのか-佐藤正一11月20日9:00-11:00
講演臨床検査の数値情報を対象とした機械学習適用の課題片岡浩巳11月20日9:00-11:00
講演消化器内視鏡診療における人工知能を用いた診断支援システムについて西川潤11月20日9:00-11:00
講演AI技術による病理・細胞診検査における細胞判別への応用木村文一11月20日9:00-11:00
第67回日本臨床検査医学会学術集会 委員会企画7 EBLM委員会企画
AI導入の第1歩
形式演題演者開催日時ページ資料
講演AIに取り組むための基礎知識松村聡11月22日9:00-11:00
講演臨床検査データと診療情報を用いた臨床研究古賀秀信11月22日9:00-11:00

2019年

第66回日本臨床検査医学会学術集会 委員会企画4 EBLM委員会企画
大規模検査データの活用に必要な情報処理技術
形式演題演者開催日時ページ資料
講演臨床検査システムを利用した長期精度管理と基準範囲の妥当性評価山下哲平11月23日9:00-11:00
講演データマイニング法(間接法)による基準範囲設定ツールの開発市原清志11月23日9:00-11:00
講演機械学習入門 クラスタリング技術の応用片岡浩巳11月23日9:00-11:00

2018年

第65回日本臨床検査医学会学術集会 委員会企画1 EBLM委員会企画
医療ビッグデータの解析法
形式演題演者開催日時ページ資料
講演ビッグデータの概念と臨床検査分野での活用に向けた展望市原清志11月16日9:00-11:00
講演ビッグデータの分析ツールと使い方の実際山下哲平11月16日9:00-11:00
講演医療ビッグデータの解析法 データウェアハウス構築とデータ解析法片岡浩巳11月16日9:00-11:00

2017年

第64回日本臨床検査医学会学術集会 EBLM委員会シンポジウム
医療ビッグデータ解析時代を支えるEBLM研究の目指す方向性
形式演題演者開催日時ページ資料
講演EBLM研究の歴史と未来西堀眞弘,
田中博
11月19日13:00-15:30
講演臨床検査ビッグデータ活用に向けた基盤整備康東天11月19日13:00-15:30
講演腎領域のデータベースの整備と活用:糖尿病性腎症レジストリーJDNCS和田隆志11月19日13:00-15:30
講演検査診断知識ベース構築国際プロジェクトにおけるデータの標準化・調和化の戦略市原清志11月19日13:00-15:30
講演医療情報データベースからの知識発見までの過程と課題片岡浩巳11月19日13:00-15:30

2016年

検査診断学に必要なデータ解析の極意
形式演題演者開催日時ページ資料
研修初級編:逆引きEXCELを用いたデータ編集の極意佐藤正一
片岡浩巳
9月1日17:30-20:00
研修中級編:多重ロジスティック回帰分析の極意山下哲平
市原清志
9月1日17:30-20:00

2015年

第62回日本臨床検査医学会学術集会 EBLM委員会教育セミナー
臨床検査の変動要因分析法の理論と使い方の実際
形式演題演者開催日時ページ資料
講演分散分析を用いた臨床検査値の不確かさの定量と変動要因の評価法市原清志11月19日15:30-18:40
講演重回帰分析による臨床検査値の生理的変動要因の分析法山西八郎11月19日18:50-20:00

2014年

第61回日本臨床検査医学会学術集会 シンポジウム12
Global multioenter study on reference values:major findings and their implications
形式演題演者開催日時ページ資料
講演The strategies and current status of the studyKiyoshi Ichihara11月24日14:00-16:0063
講演Establishment of reference intervals for clinical chemistry and immunoassay analytes in adult chinese populationLing Qiu11月24日14:00-16:0064
講演Establishment of Reference Intervals of Clinical Chemistry Analytes for Adult Turkish and Saudi populationAnwar Borai11月24日14:00-16:0065
講演Features of Reference Values from IndiaTester F.Ashvaid11月24日14:00-16:0066
講演Establishing Adult Reference Intervals for Selected Analytes from South Africa with Comparison of Results between Different Ethnic GroupsMariza Hoffmann11月24日14:00-16:0067

2013年

第60回日本臨床検査医学会学術集会 EBLMシンポジウム
他施設間の検査データ活用における現状と今後の課題
形式演題演者開催日時ページ資料
講演項目コード(JLAC10)を用いた他施設間検査情報共有のための取り組みと問題点康東天11月1日15:30-18:00327
講演他施設での長期データを用いた研究を行うためのデータ蓄積法と有用性評価片岡浩巳11月1日15:30-18:00328
講演他施設間検査情報を用いた研究事例 ~検査値変動について~真鍋史朗11月1日15:30-18:00329
講演検査情報を用いた他施設間研究事例-2:診断特性評価石田博11月1日15:30-18:00330
講演EBLM実践用データベースの構成とソースデータの標準化・調和化の必要性市原清志11月1日15:30-18:00331
第60回日本臨床検査医学会学術集会 EBLM委員会主催教育セミナー
基礎編:検査情報データに用いられる統計解析概論と重回帰分析を学ぶ
形式演題演者開催日時ページ資料
研修検査情報データを用いた研究デザインと用いられる統計解析概論石田博10月31日18:30-21:30325
研修StatFlexの使い方片岡浩巳10月31日18:30-21:30325
研修重回帰分析山西八郎10月31日18:30-21:30325
応用編:多重ロジスティック回帰分析を用いた検査情報の解析を学ぶ
形式演題演者開催日時ページ資料
研修多重ロジスティック回帰分析とROC分析山西八郎11月2日18:30-21:30326
研修事例に学ぶ稲田政則11月2日18:30-21:30326

2012年

第59回日本臨床検査医学会学術集会 EBLM委員会教育セミナー
検査データを対象とした研究に必要となる多変量解析の手法を学ぼう
形式演題演者開催日時ページ資料
研修臨床検査医学における研究デザイン石田博12月2日8:30-15:00325
研修StatFlexの基本的な使い方説明片岡浩巳12月2日8:30-15:00325
研修重回帰分析の理論と変動要因の解析市原清志12月2日8:30-15:00325
研修多重ロジスティック回帰分析とROC曲線解析山西八郎12月2日8:30-15:00325
研修具体事例をもとにした演習:重回帰分析 話題1稲田政則12月2日8:30-15:00325
研修具体事例をもとにした演習:重回帰分析 話題2佐藤正一12月2日8:30-15:00325
研修具体事例をもとにした演習:多重ロジスティック回帰分析 話題1三宅一徳12月2日8:30-15:00325
研修具体事例をもとにした演習:多重ロジスティック回帰分析 話題2真鍋史郎12月2日8:30-15:00325
研修具体事例をもとにした演習:コメント市原清志,
松戸隆之
12月2日8:30-15:00325